東北関東大地震から、約20日が過ぎました。
詳細は来週書こうと思いますが、仙台にいたわたしの妹も
今は落ち着いているようです。
福島の原発はいまだ安心できない状態ではありますが、
あの時の京都旅行の記録を、少しずつ、またここで綴っていきたいと思います。
よろしければ、おつきあいくださいね☆^^
さて、京都に行こう!と決めたのはかなり前の話でした。
きっかけは、
京都劇場でオペラ座の怪人を上演する、と聞いたことかな。
最初は、オペラ座を見ることがメインなんだから、欲張らないって決めていました。
数年前、のんびりと天龍寺や清水寺を訪れた時の心地よさが忘れられなかったんです。
でも、計画をたてるうち、のんびりプランではない、
かなり忙しいプランに変わって
おりました(笑)。
ま、それも今の自分の求めるものなのだと思い、前日まで行程を検討し続けました。
(それに合わせて京都バスのダイヤをバス停ごとに調べておいたり・・・ね)
そんな訪問先のひとつが、
京都御所です。
事前に拝観の申し込みをしなくてはいけないことは知っていましたが、
今はネットを通じて申し込めば最短4日前まででも申し込むことができるそうです。
これは!と思い、手続をいたしました。
拝観受付の9時にあわせ、朝食と北野天満宮詣りをすませ、
御所内に入ります。(警備のお姉さんがSPっぽくってかっこよかった!)
この日は40~50名くらいでしょうか。
ガイドさんの解説に従いながら、約60分歩き始めます。
こちらは、
御車寄。
はるか昔、公家などが御所を訪問するときに使った、玄関です。
諸大夫の間。
訪れた公家達の待合室のようなものなのですが、身分に応じて使う部屋が違います。
お部屋によって、壁絵や畳の縁などが違い、はっきりとした身分社会をここでも感じました。
こちらの部屋は、原在照筆の桜の絵にちなみ、「桜の間」と呼ばれています。うーん、見事!
桜に合わせて、畳の縁もピンクなんですよ~☆
塗り直したばかりの朱色が鮮やかな、
承明門。
この奥から、即位礼など重要な儀式を執り行う、紫宸殿が見えます。
紫宸殿は残念ながら年に数回しか見ることができないそうで、門の外からの拝観です。
その後は、天皇の休憩処と言われる
清涼殿へ。
にわかに、周りの人達が興奮しだしました。
ガイドさんが、枕草子の中でのエピソードをいくつか紹介してくれて、
やっとわたしも、ここが平安の時代から人々が護り伝えてきた場所なのだなあ、と
実感がわいてきました。
物語とはいえ自分の大好きな源氏物語にも、清涼殿は天皇のいらっしゃるところとして
出てきていたのになあ。。本当に固有名詞に疎いわたくしです。。(反省)
こちら、ちょうど
檜皮葺屋根の張り替えの途中でした。
張り替えたばかりの左と、まだ張り替えていない右の違いがよくわかると思います。
この長い歴史の中、ずっと、こうやって職人さんによって手入れされているんですね。
こちらは回遊式庭園の御池庭。
春の花の時期や秋の名月の時期は、それは見事な美しさなんだそうです。
でも、花も緑のない状態でも、とっても雰囲気のあるお庭でした。
その後は、ちょっと時間を延長して(笑)、
御学問所(写真)と
小御所を拝観。
王政復古の大号令後の会議などは、この小御所で行われたそうです。
ああ、日本史は得意な科目だったけど、わたしは単語を覚えるばかりで、
こうやって実際の史実に思いを馳せるような学び方はしてこなかったなあ・・・と
解説を聞きながら思いました。
京都御所は、かなりの長い時代にわたって、日本の歴史の中心舞台でもあったんだなあ・・・。
そんな思いで、
御常御殿のそばの、見事な梅を見ました。
晴れたり曇ったりの参観日でしたが、その分この梅のあでやかさが映えていました。
ひとりで参観だったので少々緊張しましたが、丁寧な解説を聞き、
非常に楽しむことができました。
次回は年に数回の解放日(?)に訪れて、紫宸殿も見せてもらいたいと思いました。
そうして、歴史テンションが上がったまま、歩いて二条城に向かいます!!!
雨、降ってきたけどね!!!(涙)
つづく!